赤ちゃんを迎える前に知っておきたい！赤ちゃんの寝かしつけのコツー背中スイッチOFFのメカニズム－

　トツキトオカ、お腹の赤ちゃんを感じて、やっと出会えたわが子はママとパパにとっては何にも代えがたい宝物ですね。生まれたばかりのわが子のお世話を心待ちにしていたことでしょう。
　しかし、多くのママやパパが感じている、【赤ちゃんが寝ない問題】。たくさん寝てくれるお子さんもいれば、寝かしつけが大変であったり、睡眠も細切れで大変なお子さんもいらっしゃいます。
　24時間体制の赤ちゃんのお世話。その中でもなかなか赤ちゃんが寝てくれないとなると、ママもパパも疲れてしまい、わが子との幸せな時間なはずなのに、なんだか子育てが楽しくない・・・という気持ちになりやすいです。また、寝てくれないと小さい赤ちゃんに「もう寝てよ！」と思ってしまったり、家事が進まずにイライラがたまってしまうこともあるでしょう。

今回は、生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠事情を知って、産後の子育てが軌道に乗せる方法を見ていきましょう。

　赤ちゃんは、ママの体内でとっても快適な環境でぬくぬくと過ごしています。
お腹の中は、37.5℃に保たれ、細菌類からも守られています。衝撃や外からの圧からも守られており、重力も感じることはなく、背中を丸めた姿勢でママのお腹の中で過ごしています。
　お腹の中の赤ちゃんは、背中を丸めて、膝を抱えてあごを引いて、腕は胸の前に抱えている姿勢になっています。
　生まれたばかりの赤ちゃん、特に新生児の赤ちゃんの姿勢は、腕は肘で曲げられており胸に近づけていて、手は握っています。足は膝で曲げています。新生児期の赤ちゃんは特に、重力に抵抗して体を支えながら動かしたり、姿勢を保つ筋力がとても未熟です。

　大人の背骨はS字カーブとよく聞きますよね。生まれたばかりの赤ちゃんは、ママのお腹の中にいたときのように、背中を丸まった背骨をしており、これをCカーブといいます。
生まれた赤ちゃんから、首がすわるまでの赤ちゃんは、みんな背骨がCカーブとなっています。

　大人は、平らな布団で大の字になって眠りたいですが、赤ちゃんを大人と同じように真っ平なお布団に寝かせると、背骨が伸ばされるので、とても不快に感じます。

ママのお腹の中で心地よく過ごしていましたが、生まれてみたら・・・

ママのぬくもりも、匂いからも離れて眠ることに
さらに、とっても不快な姿勢で眠らないとならない
そして、今まで重力と無縁な環境だったので、とっても重力で体が重くてつらい

そんな状態になっているんです。

　また、外部からの音などの刺激によって、急にびくっと両手を上げて抱きつこうとするモロー反射も見られます。これは、生まれつき備わっている原始反射であり、【モロー反射】と呼ばれています。このモロー反射は生後０～４ヶ月頃まで見られ、モロー反射により寝付けなかったり、目が覚めてしまったりします。

　ですので、生まれたばかりの赤ちゃんが、安心して眠ってくれるには、ママのお腹の中の環境を再現してあげる必要があるんです。

　出産準備品として、【おくるみ】を用意したり、お祝いで頂くことがあると思います。ですが、なかなか正しいおくるみの使い方を知っているママやパパは少ないのが現状です。
　当お教室では、エイデンアンドアネイのおくるみを使って、赤ちゃんが安心して眠れる環境作りをお伝えしています。