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赤ちゃんの言葉の発達―言葉の理解と発語を促すポイント―

 赤ちゃんは泣いて気持ちを伝えるといますよね。赤ちゃんはどのように言葉を獲得していくのか、気になる方は多いのではないでしょうか。赤ちゃんが「あー」や「うー」などと声を発するようになると、言葉はいつ話せるようになるかなと待ち遠しくなりますね。

 今回は、言葉の理解から、言葉を発する段階、またそれを促すポイントについて解説していきます。

言葉の理解はいつから

 赤ちゃんは、ママのお腹の中にいた妊娠5ヶ月頃から音を聞くことができるようになっており、お腹の中でママの声を聞きとれるようになっています。生まれてからは、お腹で聞いていた声を聞き分け、ママの声によく反応しています。
 赤ちゃんの言葉の理解は、一般的には生後8ヶ月前後からとされておりこの頃から、ママが「○○ちゃん」と呼ぶと振り返る、「こっちおいで」に反応する、バイバイなどの行動をとるようになってきます。
 それまで、聞こえる音から徐々に単語を聞き分けるようになり、赤ちゃんが言葉を話せるようになる、ママなどの周りの大人の話しかけや会話を聞いて自分の中に蓄えているのです。

言葉を話せるようになる順番は?

 赤ちゃんは、平均的に1歳前後で言葉を理解して意味のある言葉を言えるようになっていきます。しかし、それよりも前からずっと、赤ちゃんはおしゃべりの練習をしています。それが、生後2~3ヶ月頃からであり、赤ちゃんが話せるようになるために、それまでの間にも声を発したり、抑揚をつけて観桜を伝えようとするなど、言葉を発するための準備を行っていると考えられています。
 それでは、赤ちゃんがどのように言葉を発していくのか月齢別に見ていきましょう。

生後0~2ヶ月頃

 新生児の頃は、お腹がすいた、オムツが気持ち悪いなどの不快な感情を泣いて表現したり、生理反射として泣いたり笑ったりして声を発しています。

生後2~5ヶ月頃

 生後1・2ヶ月頃になると、「あー」「うー」と言った発声が見られるようになります。このような発声を【クーイング】と言います。クーイングが出る頃になると、呼びかけに対して笑顔を見せたり、かわいい声でご機嫌にクーイングするようになり、とてもかわいい様子を見せてくれるようになります。

生後6~10ヶ月頃

 この頃の赤ちゃんは、【喃語】と呼ばれるクーイングよりもはっきりとした発音で、「あーあー」や「だーだー」などの音が出るようになってきます。言葉になる前の準備段階と言われています。赤ちゃん自信で発する言葉を楽しむようになり、ご機嫌におしゃべりをする赤ちゃんも多くなるでしょう。この喃語を繰り返していくことで、さまざまな発声パターンができあがっていくと考えられています。

生後10ヶ月以降

 この頃の赤ちゃんは、少しずつ物には名前があることを理解するようになり、早い赤ちゃんは10ヶ月頃になると、身の回りの簡単な単語を口にするようになってきます。今までのクーイングや喃語でたくさんの発声パターンを覚えてきたことで、少しずつ意味のある言葉に近づいていきます。

1歳~1歳6ヶ月頃

 「まんま」など、なんとなく意味が通じる言葉を口に出せるようになっていきます。

言葉の発達を促すポイント

 赤ちゃんの言葉を豊かにしてあげるために、できることをしてあげたいなと思うのが親心ですね。では、どのようにすると、より言葉の発達を促すことができるでしょうか。
 ここでは、まだ話せない赤ちゃんの言葉の発達を促すためのポイントやかかわりをご紹介しますので、楽しんで取り組んでもらえるとうれしいです。

赤ちゃんの言葉をそのまま真似をする

 赤ちゃんがクーイングや喃語、言葉に近い発声を発する時期は特に、その言葉をそのまま真似をして返してあげましょう。赤ちゃんが言葉を話したい、伝えたいという意欲を高めるには、赤ちゃんの言葉に反応することが大切になります。そうすることで、言葉を発したら反応してもらえたといううれしい経験をすると、「話すことは楽しい」と感じ、もっと言葉を発しようとする意欲につながっていきます。

たくさん話しかける

 身の回りにあるものや、天気など、様々なことを話しかけてあげましょう。「おっぱい飲もうね」「オムツ替えるね」など、決まった活動に決まった言葉で知らせることも大切になります。
 また、赤ちゃんが興味をしめしたものをはっきりゆっくりと言葉で伝えてあげましょう。目で見たものを言葉として耳から聞くことで、言葉とその意味を一致させていき、語彙として獲得することができるようになります。例えば、りんごを見たときは、「りんご」などと声をかけるといいでしょう。

絵本の読み聞かせをする

 絵本の読み聞かせは、親子のコミュニケーションになるので、積極的に行うといいでしょう。まだ月齢の小さい赤ちゃんは、カラフルで赤ちゃんの好きな音の響きが楽しめる絵本を使って、はっきりとゆったりとした声で伝えてあげるといいでしょう。

ベビーマッサージをする

 言葉の発達の土台を育むことのできるベビーマッサージをすることもお勧めです。親子のコミュニケーションの時間となり、ママの優しい声かけとふれあいを受ける赤ちゃんは、ママにいろんな表情や声で返してくれます。そのようなやりとりをすることで、赤ちゃんは、ママにもっと伝えたいという気持ちが育ち、コミュニケーションをとりたいという意欲が育まれます。
詳細→ベビーマッサージレッスン

さいごに

 赤ちゃんは、周りの大人話す言葉を吸収していきながら、赤ちゃん自身でもいっぱい言葉を練習して成長させているのがわかりましたね。その中で、より言葉を育むお手伝いをママやパパがしてあげられるといいですよね。
 当ベビーマッサージ教室Cohanaでは、ベビーマッサージを通して、コミュニケーションの基本やかかわり方などもお伝えしておりますので、ぜひ参加してみましょう。



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埼玉県朝霞市のベビーマッサージ教室Cohanaでは、親子のコミュニケーションを深く学べるベビーマッサージ教室です。親子の絆を深めるだけでなく、日ごろの子育ての悩みである、「抱っこじゃないと寝ない」、「寝ぐずりがひどい」「便秘がち」「お肌のトラブルが頻発」「男の子のデリケートゾーンの悩み」などに対して解決でき、子育ての引き出しを増やすことができます。

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