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赤ちゃんの泣く理由を知りたい―特に新生児~生後2ヶ月赤ちゃんの泣いている理由を知ろう―

 【赤ちゃんは泣くのがお仕事】とよく言われていますよね。
 生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ言葉も話せませんので、「泣く」という行動でママやパパに気持ちを伝えます。

 生まれたての赤ちゃん、新生児の赤ちゃんから生後2ヶ月くらいまでの赤ちゃんの泣く理由は、ほとんどが「不快感」です。

 赤ちゃんが泣くときは、気持ちや体に何かしらの「不快」を感じている証拠で、パパやママは赤ちゃんが泣いてくれるからこそ、赤ちゃんの不快感に気付くことができますね。

 ただ、何かしら「不快」を感じてることはわかっても、その原因がどこにあるのかを理解するのはなかなか難しいものです。

 以下では赤ちゃんが泣く主な理由と、その対処法をご紹介していますので、いろいろ試しながら、一つずつ取り除いてあげましょう。

赤ちゃんが泣く理由は何だろう?

 では、赤ちゃんが泣く理由にはどんなものがあるのでしょうか。以下では、赤ちゃんが泣く主な理由をご紹介します。

おなかが空いている

 お腹がすいていると、赤ちゃんは泣きます。3時間おきに授乳をするように、産院から指導はあると思いますが、母乳の場合は、比較的早く消化吸収され、もう少し早めに泣いてお腹がすいたことを教えてくれるかもしれません。
赤ちゃんが授乳をほしがるだけ、授乳をしてあげて大丈夫です。

 また、授乳中に泣く場合もあります。母乳での授乳がうまくいってないなどの可能性もあります。抱っこの仕方や向きを変えるなどして飲ませ方を確認してみたり、母乳相談に行くことも大切になります。

げっぷを出したい

 赤ちゃんは授乳の際、一緒に空気も吸い込むため、おなかに空気がたまって苦しくなることがあります。ゲップが出ないと、気持ち悪さ続くがため、泣いてしまうことがあります。赤ちゃんは、自分ではゲップができないため、授乳後は縦抱きをして、赤ちゃんの背中をとんとんさせてゲップを出させてあげると、おなかの不快感を解消できます。

 ただ、赤ちゃんによってはゲップを出さなくても平気だったり、ゲップをした時にミルクを吐き戻したりする子もいます。

おむつが汚れている

 おむつが汚れていると、赤ちゃんは皮膚に不快を感じて泣いてしまいます。この場合は、速やかにオムツを替えてあげましょう。

 しかし、赤ちゃんによっては、紙オムツの場合は、あまり気持ち悪さを感じないこともあります。ですが、泣いていないからと、何時間も同じオムツでは蒸れあり、汚れが皮膚についたままになり、肌トラブルの原因となりますので、こまめにオムツ交換はしてあげましょう。

暑いor寒い

 赤ちゃんは体温を調節する機能が未発達です。周りの外気温に左右されやすいです。
 大人に比べると体温が高いので、大人が寒いからといって厚着をさせたり、靴下をはかせると、かえって暑すぎて泣きやまないこともあります。足が冷たくても、お腹や背中が温かい場合は、大丈夫ですので、着せすぎないようにしましょう。
 夏はエアコンを上手に使って涼しく過ごさせましょう。室温は26~28度に設定し、冷気が直接赤ちゃんに当たらないようにします。冬の暖房は、設定温度を18~20度にして、空気が乾燥しないように気をつけましょう。温度設定ができない場合は、赤ちゃんが寝ている高さに温度計や湿度計を置いて、こまめに環境をチェックしてください。
室温は、エアコンで20度~25度くらいで調節しましょう。

 室温が高すぎたり衣類や寝具で覆われ過ぎていると、熱がこもって体温が異常に上昇してしまいますし、逆に寒さにさらされると低体温になってしまいます。場合によっては命の危険もありますので気をつけてください。

眠い

 生まれたての赤ちゃんの睡眠時間は16~18時間です。
 赤ちゃんのうちは昼夜問わず寝ている時間が長いのですが、寝かしつけが難しい、寝たのにすぐに起きてしまう、そんなことも多いですよね。

 眠気による不快感が原因で泣いてしまうこともあります。

 お腹の中でママのぬくもりやママの声、とても安心して過ごしていた胎児のときと違い、眠くなって不快感もあり、さらに大好きなママという存在が遠のいていく、そんな不安もあるのかもしれませんね。
 そう考えると、とっても愛おしいですね。
 抱っこやおんぶで安心させてあげましょう。

姿勢が不快

 【姿勢が不快】というのは、あまり聞いたことがないかもしれません。

 実は生まれたばかりの赤ちゃんから、生後2ヶ月頃の赤ちゃんの姿勢は、腕は肘で曲げられており胸に近づけていて、手は握っています。足は膝で曲げています。新生児期の赤ちゃんは特に、重力に抵抗して体を支えながら動かしたり、姿勢を保つ筋力がとても未熟です。

 ママのお腹の中にいたときのように、背中を丸まった背骨をしており、これをCカーブといいます。
 生まれた赤ちゃんから、首がすわるまでの赤ちゃんは、みんな背骨がCカーブとなっています。

 大人は、平らな布団で大の字になって眠りたいですが、赤ちゃんを大人と同じように真っ平なお布団に寝かせると、背骨が伸ばされるので、とても不快に感じます。

 ですので、新生児から最後2ヶ月頃までの赤ちゃんの寝具は、まっ平らなお布団より、背中を少し丸められる寝具を用意してあげるとよいでしょう。

モロー反射でびっくりする

 生後0~4ヶ月頃まで、外部からの音などの刺激によって、急にびくっと両手を上げて抱きつこうとするモロー反射が見られます。これは、生まれつき備わっている原始反射であり、【モロー反射】と呼ばれています。このモロー反射により寝付けなかったり、せっかく寝たのにびっくりして目が覚めてしまって、泣いてしまうこともあります。
 これを防いで、安心してもらうために、おくるみで正しく巻いてあげることが有効です。

ママの気持ちが伝染する

 ママがストレスがたまっていたり、疲れていたり、寝つきの悪い赤ちゃんにイライラしてしまって「寝てほしい!」なんて思って抱っこしていると、実はその気持ちは赤ちゃんに伝わっています。
 確かに、言われてみればそうかもしれない、そう思いますが、なかなか心にゆとりを持って接するのは難しいこともありますよね。できるだけ周りに頼るようにして、ママもリラックスしましょう。

痛み・かゆみがある

 赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、大人ならあまり気にならない違和感でも、不快感を覚えて泣き出す場合があります。例えば洋服のタグや留め具が当たって痛い、かゆい、不快だ、と感じると泣いてしまう可能性があります。

 痛みだけでなく、あせもができてかゆい場合などもぐずぐずすることがあるので、一度赤ちゃんの衣類や肌の状態をチェックしてみましょう。

さいごに

 いかがでしたか?
 赤ちゃんが泣く理由はたくさんありますね。
 【姿勢が不快】、【モロー反射でびっくりする】ことに対しては、理由や対処法を知らない方が多いので、妊娠中から知っておくことをお勧めしています。
 当お教室で、妊婦さん向けのレッスンで扱っていますので、ぜひ受けてみてくださいね♪
参考→赤ちゃんのことを知って寝ない問題解決!おくるみタッチケアレッスン




埼玉県朝霞市のベビーマッサージ教室Cohanaでは、親子のコミュニケーションを深く学べるベビーマッサージ教室です。親子の絆を深めるだけでなく、日ごろの子育ての悩みである、「抱っこじゃないと寝ない」、「寝ぐずりがひどい」「便秘がち」「お肌のトラブルが頻発」「男の子のデリケートゾーンの悩み」などに対して解決でき、子育ての引き出しを増やすことができます。

 また、臨床心理士でもあり、一児のママでもある金子奈津美が、子育ての悩みにもお答えしていきます。
 社会から孤立しがちな子育て、たくさんのママと赤ちゃんが集まって、わが子に癒されながら、子育ての悩みなどを話してスッキリしませんか?

 埼玉県朝霞市、志木市、新座市、さいたま市、三芳町、東京都練馬区、板橋区、などからお越しいただいています。さらに、オンラインレッスンも開催しており、埼玉近辺だけでなく、鹿児島県、広島県、香川県、石川県、大阪府、愛知県、福島県、東京都、神奈川県、茨城県などからも受講いただいております。 



このブログの代表【金子奈津美】は、ベビーマッサージを通して子育てのお悩み解決策をお伝えしています。
《所有資格》
・ベビーマッサージ資格
・ベビースキンケア資格
・英国式リフレクソロジー資格
   <ロイヤルセラピスト協会認定>

・臨床心理士
・公認心理師