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赤ちゃんに水分補給は必要なの?いつからどのようにするかご紹介♪

 汗をたくさんかく、特に暑い夏になると、赤ちゃんにも水分補給は必要になるのかな?と思うママも少なくないと思います。近年では猛暑日も多く、脱水も心配になりますよね。
 今回は、赤ちゃんの水分補給は必要になるのか、水分補給の時期やタイミング、その方法について解説いたします。

赤ちゃんに必要な水分量

 人間の体重に占める水分の割合は、大人が約60%なのですが、実は赤ちゃんは70~80%なんです。大人に比べて体内の水分量が多いですが、代謝が活発なため、赤ちゃんは汗っかきです。体から水分が出ていく量は、体重あたりでなんと大人の約2倍です。だから大人よりもたくさん水分が必要です。
 乳児(生後1歳未満)が必要とする水分は、1日のトータルで体重1kgあたり約125~150mlといわれています。
 例えば体重が6kgなら、6x125~150=750~900mlが必要な水分量です。この水分量は、母乳やミルク、食事から得られる水分などをすべて含めた量になります。離乳食が始まって、母乳やミルクを減らした分は、麦茶などで補っていく必要があります。

赤ちゃんの水分補給はいつから

 新生児から生後5・6ヵ月頃までは赤ちゃんが必要とする水分、栄養はすべて母乳やミルクに含まれています。
 赤ちゃんの水分補給が必要になるのは生後6ヵ月頃の、離乳食が始まる頃からです。母乳は、約80%が水分です。特に母乳育児の場合は母乳の出が悪くなると、赤ちゃんも栄養不足や水分不足に陥ってしまう可能性があります。授乳中のママの1日の水分補給量は冬は約3リットル、夏場は約4リットル~5リットルが推奨されています。

 昔は生後3ヶ月頃からは果汁などを与えていましたが、これは当時のミルクだけではビタミンや鉄分が不足してしまうため、その不足分を補う目的で果汁を与えていました。しかし、現代の粉ミルクは赤ちゃんの成長に必要な栄養素がバランス良く含まれているので、母乳やミルクだけで十分です。

 また、生後3ヶ月くらいから麦茶や果汁を与えると、アレルギーを起こしやすいものもあるため、飲ませる必要はありません。
母乳は欲しがるだけあげて大丈夫ですし、ミルクも水分不足が気になる場合は、規定量を多少オーバーしても大丈夫です。

赤ちゃんに適した飲み物とは

 赤ちゃんは、離乳食の始まる生後5・6ヶ月頃から、徐々に水分をとるようになっていきます。まだ体が未熟な赤ちゃんに与える飲み物には、十分注意をする必要があります。ここでは、赤ちゃんの水分補給に適切な飲み物をご紹介します。
 また、母乳やミルク以外の飲み物を初めて飲む赤ちゃんは、おっぱいや哺乳瓶以外で飲むことは初めてなので、戸惑うかもしれません。最初はスプーンで少しずつあげてみるなど工夫をしながら与えてみましょう。

湯冷まし

 湯冷ましは、赤ちゃんの水分補給でよく聞く飲み物ですね。水を沸かして冷ましたものであり、できれば1歳までは煮沸して冷ましたものを赤ちゃんに与えるといいでしょう。水を沸かすことで、殺菌効果のある塩素除去や煮沸消毒もできるためです。
 また、一般的には、常温で半日~1日ほどは保存が可能とされています。一度口につけたものは雑菌が増えるのでやめておきましょう。

麦茶

 ベビー用でカフェインの含まれていない麦茶やほうじ茶が、赤ちゃんの体には優しいです。カフェインは消化機能が未熟な赤ちゃんにとっては、カフェインは体の負担が大きいのです。また、麦茶にはミネラルも豊富なため体に良いとされています。ただし、赤ちゃんに与える麦茶は赤ちゃん用のものや、大人の麦茶を4・5倍ほどに薄めて与えるようにしましょう。

赤ちゃんの水分補給のタイミング

 離乳食が始まり、母乳やミルクが少しずつ減ってきた分、水分を補給してあげましょう。
 水分補給のタイミングは、基本的には大人と同じと思っていいでしょう。

・朝起きたとき
・外出したとき
・お風呂上がり
・暑いとき

など、こまめに水分を与えるようにしましょう。

赤ちゃんの水分不足のサインとは

 赤ちゃんは、大人と違って言葉で伝えることはできませんし、喉が渇いたという感覚も薄いです。水分が必要な状態を、ママがしっかりと見てあげる必要があります。次に挙げるものは、赤ちゃんの水分が必要なサインですので、そのサインを理解しておきましょう。

・おしっこがいつもより少ない
・泣き声が弱い、反応が薄い
・高熱が続く
・お肌や唇がカサカサしている
・泣いているのに涙が出ない
・普段と比べて体重が減っている

さいごに

今回は、赤ちゃんの水分補給の必要な月齢と、飲み物や摂取するタイミングをお伝えいたします。赤ちゃんの普段の様子をよく観察しながら、水分を欲しているサインを見逃さず水分補給をしてあげましょうね。


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