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母乳育児すべき?母乳とミルク、混合授乳のメリット・デメリットとは!

 ママになったら、おっぱいをあげるんだって、楽しみにしている反面、ちゃんと母乳が出るかな?と心配にもなるママが多いのではないでしょうか?「赤ちゃんは母乳で育つと健康になる」と、母乳神話がありますが、絶対にそうなのでしょうか?母乳の出やすさは、ママそれぞれだったりします。
 今回は、母乳とミルク、混合のメリットとデメリットについて、解説していきます。

授乳の3つのタイプ

 赤ちゃんの栄養の摂取方法は、母乳だけを与える母乳栄養、母乳とミルクの両方を与える混合栄養、ミルクだけを与える人工栄養の3つがあります。
 それぞれ、【母乳育児】や【完母】、【混合授乳】、【完ミ】などと言われています。

母乳とミルク、どっちが栄養があるの?

 赤ちゃんにとって、【母乳は一番】ではあります。確かにそれは正しいことなのですが、「母乳じゃないといけない」とママ自身が思い込んで、自分を追い込んでしまっている方が多いのです。昔から【母乳じゃないと健康に育たない】という母乳神話があり、今でも周りから「母乳なの?」と聞かれてつらい思いをするママもいるようです。

 一方で、ミルクで育てたいという方もいます。最近の国内のミルクは、母乳にかなり近づいており、母乳でもミルクでも、赤ちゃんが健康に成長するために必要な栄養が含まれているので、母乳じゃないと健康に育たないということはないのです。

母乳育児、混合母乳、完全ミルクのメリット・デメリット

 子育ては十人十色。授乳方法もさまざまであり、ママの数だけそれぞれのやり方があります。どれが正解ということはなく、ママの考え方や家庭状況に一番合った方法が良いのです。
 では、ここではそれぞれのメリットとデメリット、いいところ取りの混合のメリットもお伝えしたいと思います。

母乳のメリット・デメリット

■母乳のメリット
・赤ちゃんの栄養
 母乳には、生まれたての赤ちゃんに必要な栄養素や免疫物質が最も多く含まれ、感染症にかかる確率を低下させることができます。母乳は、消化がよいので、赤ちゃんのお腹の負担にならないので、赤ちゃんがほしがるだけ飲ませることができます。
 また、出産後2・3日に出る母乳を初乳といいますが、初乳には、生まれたばかりの赤ちゃんに最適な栄養があるだけでなく、赤ちゃんを病気から守ってくれる成分が多く含まれているので、吸わせるといいでしょう

・ママの身体の回復
 赤ちゃんにおっぱいを吸われると、乳首に刺激を受け、オキシトシンというホルモンが分泌され、ママの子宮が収縮されやすくなり、ママの身体の回復が早まります。
また、ママの産後のダイエットにも役立ちます。

・準備の負担がない
 家で授乳をするだけでなく、お出かけするにも、準備の負担が少なくて済みます。

・経済的に優しい
 ミルクはお金がかかりますが、母乳はただになりますね。

■母乳のデメリット
・ママだけしかあげることができないので、ママに負担がかかる。
・ママが体調不良のときなど、ミルクをあげたいが、哺乳瓶の拒否がある
・外出先で授乳できる場所がない
・乳腺炎になりやすいので、食事に気をつけないといけない

など、いざ誰かに授乳をお願いいたいときに頼めない問題なども出てきます。  
 また、母乳だけだと、常にママが赤ちゃんと一緒にいないといけないため、ママの身体的な負担がかかり、休む時間がなかなか見つけられないなどがあります。

ミルクでのメリット・デメリット

■ミルクのメリット
・誰でもミルクをあげることができる
 母乳はママじゃないと赤ちゃんに与えることはできませんが、ミルクはパパでもあげられます。
 そのため、パパやおじいちゃん、おばあちゃんが積極的に授乳育児に参加できるという、大きなメリットがあります。みんなで協力して育児を行うという循環にもなりますね。

・ママの食事に気を使わない
 ミルクでの授乳は、乳腺炎にならないようにと、ママの食事にはあまり気を使わなくても良くなります。

・授乳に時間がかからない
 ミルクは比較的早く飲ませることができます。月齢が上がってくると、一人で哺乳瓶を持って飲むことができる赤ちゃんも増えてきます。

・比較的よく寝て、授乳ペースが一定になる
 赤ちゃんがミルクを消化するのには、母乳よりも時間がかかるので、ミルクで育つ赤ちゃんはよく寝てくれる、といわれています。ミルクでの授乳は一定の時間を空けることができるため、授乳ペースが決まってまる。ママの休憩を確保することもできますね。

■ミルクのデメリット
・母乳と比べると免疫力が不足する可能性がある
・ミルク代がかかる
・調乳をしたり、哺乳瓶や乳首の洗浄・消毒が手間
・お出かけの際に荷物が多くなる
などがあげられます。

混合授乳のメリットは?

 母乳とミルク、両方を授乳しているママにとってのメリットについて考えてみましょう。
 母乳もミルクもどちらもそれぞれの良いところがあるので、【良いとこ取り】ができるのではないでしょうか。例えば、ママが夜に赤ちゃんがなるべく寝てほしいときは、ミルクを多めにすると次の授乳まで一定の時間をあけることができそうです。また、昼間でも、パパにミルクをあげてもらうことができれば、ママもゆっくり休めたり、おでかけもできますね。
 赤ちゃんへの栄養を考えたり、ママの身体のために、母乳をあげつつも、ミルクで臨機応変に良いとこ取りすることは、混合授乳の良いところですね。

さいごに

 産後のママにとって、授乳は大きなお悩みの一つになりますね。周りから母乳で育てないといけないと言われたり、母乳神話に、ママ自身ががんばりすぎてストレスをためてしまい、子育てがしんどくなることもあります。一番は、ママがストレスがかからない方法で、ご家族にあった方法で楽しく子育てできるように、授乳方法も探ってもらいたいなと思います。


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